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涼をとる

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金魚鉢にガラス球
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窓辺にいろんなガラス瓶
目から涼をとってみる

# by 93hossy | 2010-08-19 21:16 |

ひとまず決着

たくさんの方から心配していただき、恐縮しております。
あんまり暗い話題は書かない方がいいんだけど、
初めての体験で、これからもっと増えるかもしれない家族の変調を記しておきたかったのです。
どうぞご容赦ください。

先ほど病院から帰ってきました。
最終的な診断は、神経調節性失神。
人間の身体は、自律神経(交感神経、副交感神経など)によって微妙に調節されているのだそうです。
体温を上げたり、血圧を上げ、血流量をふやしたり、場合によってはその逆もあり。
内臓それぞれを動かしていたり、脳の働きをうながしたり。
絶妙なバランスで調節されている精密機械のような感じでしょうか。
そのバランスが一時的に崩れ、血圧が下がる必要のないところで
急激に下がり、失神した、ということらしいです。
その反応は、ごくんと食べ物を飲み込んだり、トイレで立ったり、風呂場で立ったり、、、
いろんな場面である日突然起こる可能性を秘めています。

長く使っている電気機器が、突然調子悪くなって、電源を入れなおしたり、ちょっと調整したりすることでまた動くようになる。
これと似ている気がしました。
母も68年生きていますから、もう相当長い間自分の身体を使ってきたわけです。
若いころなら少し無理をしたところでなんにもひびきません。
だけど、長くいい状態ですごしたいなら、無理は禁物。
いつまでも若いころと同じペースではできない、ということなのでしょう。

座っている状態でも、頭部と心臓には高低差があります。
この分、心臓はがんばって動いて血液を頭に送っているのです。
これが、血圧の上のほうが50などという数値に下がると、頭まで届かないのだそうです。
倒れて、平面に横たわると、心臓と頭部は同じ高さになり、
血液は頭まで届く。
これであっという間に母は意識を取り戻した、というわけでした。

私のような徹夜の多い仕事は、特に注意が必要だと思いました。
常に高低差のある状態で仕事をし、心臓に休む時間を与えない。
これは、きっとものすごく疲労させているんだろうと想像できます。

性に合わなくても、ぶちぶちと細切れに時間をくぎって休憩をとり、
健康状態をよく保っておく。
これは、長く仕事を続ける上で大切な要素だと感じました。
規則正しく、こつこつ仕事をする。
あああー、、、、私のスタイルと間逆だ。
いや、やってやれないことはないはず。
ええ、やってみますとも。

特効薬もなく、これからまた出る可能性もありますが、
ひとまず母の失神騒動は終息いたしました。
元気に車も運転しております。(ちょっと見てるほうが怖いけど。)

私も安心して元気が出てきました!
ははは。そ。心配したって、はじまんない!
そのときにすぐ対応できるように、今回のことはよくよく覚えておこうと思います。

みなさんも、周りの人のために、健康に気をつけて!

# by 93hossy | 2010-08-18 12:10 |

驚きの虫の知らせ

早朝4時に眠りに着いた。のに、朝8時には目が覚めた。
そして、食卓で普通の朝ごはん。
のはずが、目の前で母が倒れた。
これが8時20分。
こういうのが、まさに虫の知らせ、というのか?

よびかけても返事ができない。
走って電話をかけにいき、119番につながったそのとき、彼女の意識はぱっとよみがえった。
あっという間の出来事。おそらく1分もなかっただろう。
気が動転した。
心臓がバクバクと動いた。
普通に話す母。大丈夫、と繰り返す。

気分も悪くない、というので、思い切って遠くの大きい病院まで連れて行った。
循環器科と神経内科の二つを受診することになった。

長いことかかって循環器系の検査を済ませる。あちこち移動して最後に心電図。
次に神経内科。ここではえらく待たされた。
そのうち昼も過ぎ、母も疲労の色が濃くなってきた。
なんせ、あさごはんの途中できたんだから。
仕方なく待っていると、ようやく1時すぎに順番がまわってきた。

医者はいたって冷静で、こまかな話をきいて、
「脳の血管がどうこうした、という類の反応ではない、と判断します。もしそうなら、気分が悪いなどの症状がずーっとしばらくは続くものですから。そうではないしね。あとは、原因として考えられるのが、循環器系の問題です。」
少しほっとした。脳の中は、まったくわからないから。

循環器科にいくと、母の昔の教え子(相当優秀だったらしい)が座っていらした。
母の顔に少し安堵の表情が浮かぶ。
かなり丁寧な説明を受け、結果、いわゆる「たちくらみ」といわれるものだ、といわれた。
血圧の急激な低下は、ごくんと食べ物を飲み込んだとき、トイレにいって立った時、風呂で立った時、など、普段の些細な動作で起きることがあるのだそう。
いつなんどき起こるか、予測もしづらく、特効薬もない。
あとは、用心するしかないのだ。
運転中とか、孫を抱いているときじゃなくてよかった、と母がつぶやく。

だけど、なんだか安心した。知りたいことは全部聞いた。
こういう医者に診てもらえて、幸運だった。

念のため、CTスキャンをとり、24時間心電図をとる、という検査をすることになった。
安心のため。CTスキャンでは、まったく異常なし。脳みそも縮んでもおらず、ダブルで安心した。
健忘症は御歳なり、ということらしい。
心電図はあさって結果をみてお話を聞く。

突然の出来事に、気も動転したし、診断をしてもらうまでは緊張していた。
なんだか自分にがっかり。も少し冷静だと思ったけど。
やっぱりうろたえるのか、わたし。
仕方ないか。

帰りの車中、「あんたがいてくれてよかったよ」といわれた。
たまには役にたたねばね。
不思議な虫の知らせで事なきを得た、夏の1日だった。

# by 93hossy | 2010-08-16 21:08 |

今ここにある幸福

昨日、朝からいもうとと話しているときだった。
「そういえば、もう戦後65年もたってるんだね。」
それが口火となって、しばらく話したのだが、
私の頭の中には、生前の祖母や祖父のことがよみがえっていた。

祖母は、いろんな困難を乗り越えてきた人だ。
生前、まだ記憶も確かだったころは、この時期に戦争の話もしてくれた。

空襲は、このあたりにもあったようで、そのときの命がけの話も。
ある日、買出しを済ませ(当時、我が家は店を営んでいた)た帰り道。
突然のサイレンの音と共に、ブゥーン、、、、という飛行機の飛んでくる音が。
それは遠くからでも聞き取れる耳慣れた音。
恐怖に駆られながら走り出すと、すでにすぐそこまで音は来ている。
案の定、近くに爆撃があった。
その振動は、雷が近くに落ちたときのような感触だったという。
物陰に隠れ、必至でやり過ごす身も凍る時間。
ほんの数秒が、何時間にも感じられただろう。

まるで今、その場所にいるかのように芝居がかって再現してくれる祖母。
私は、はだしのゲンや、その実写の映画をみるときも、
この祖母の話を思い出しながら、その場にいるような錯覚に陥って、
涙を流したり、気分が悪くなったりしたものだ。

それに対し、祖父は多くを語らなかった。
穏やかだけれど、いつも背筋のぴんとのびた、明治の人。
もうじき自分が戦場へ赴く、というときに終戦を迎えたという。
その心中は私が思うよりもっともっと複雑で、
多くを語らなかった理由もきっとそこにあるに違いない。

母はまだ、防空壕に隠れている間に、おじやを食べるのが楽しかった、という世代。
幼すぎて、恐怖を感じることはなかったのだ。
父は今72歳。もう記憶がはっきりしていた世代。
我が家で戦争の恐怖を本当に知っているのは、もう父だけになってしまった。

風化させないように、語り継ぐにしても、リアルな恐怖を伝えることは私にはできない。
そのこはもどかしく、そして恐ろしい。

今、現在、この瞬間も、世界のどこかで戦争は続いている。
私が今幸福に過ごしているのは、奇跡に近いことなのだ。
65年も戦争が身近に感じられない生活を送れたなんて、
これがしあわせでなくてなんなのだ?

このしあわせを忘れぬよう、書いておこう。
祖母が味わった恐怖を。
そしていつか、想像しかできない祖父の複雑すぎる心境を。
まだ語る勇気の出ない曽祖父のことを。

今日は静かに平和への祈りをささげたい。
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# by 93hossy | 2010-08-16 01:19 |

どうでもいいけど、どうにかしてくれ

朝、起きると、誰もいなかった。
うちではたまにあること。
お盆近くだとまた想定内。

ふとテーブルに目をやると
どうでもいいけど、どうにかしてくれ_f0143299_10344337.jpg

その横にメモ書き
「携帯忘れない」
ぷっ(笑

じゃ、じゃあこの腕時計は、、、?

まあ、携帯を時計代わりにしている私ならありだけど。
父、あなたに使いこなせるのか?
いまだにどのキーをおせば通話できるかもわかっていないのに。
いや、その前に、キーをボタンといってたっけ。

朝から笑わせていただきました。
でも、どうにかしてください。

# by 93hossy | 2010-08-12 10:39 | どうでもいい話