細工仕事
2008年 12月 14日
私は三島とよばれる技法が好きです。
いわゆる象嵌の一種で、赤土で作った生地に、押印したり、線彫りしたりしてできた小さな溝に、白土、あるいは化粧土といわれるものをうめこみ、再び削り取る。そうすることで模様をうきあがらせる、という技法です。
ろくろをひいて、釉薬をかけるだけのものと違い、3つも4つも手間のかかる仕事です。
学生のころからずっとこれは作り続けていますが、奥は深く、やってもやってもなかなか満足のいくものはできません。
粘土の選び方、溝の作り方、化粧土の選び方、施し方、削り取り方、、、etc.
化粧土も、一種類ではありませんから、これまた面白い。
とはいえ、その自己満足に近いこだわりは、なかなかダイレクトに作品に反映されることは少なく、試験だけでおわってしまうこともしばしば。
現在作品として出している三島唐津は、その中でも肌合いが気に入ったもの。
今日も線彫り三島の湯のみの細工仕事を、ただただすわってやっておりました。
まっすぐ引いているつもりの線も、土の中の砂粒がじゃまして、ふらっとゆがんでしまったり、間隔がつまりすぎてしまったり。
それでも、勢いよく、リズミカルに仕事をすることで、全体の仕上がりはすっきりしたものになります。
不思議なのは、機械でひいた線とはまったく違う、と感じること。
プリントされたものは、すぐにわかります。
そこに作り手の勢いがこめられている、それだけのことなんですが。
今回の線彫り三島のゆのみ、どんな方が使ってくださるのでしょう。
よーくみると、少しゆがんだ線にきづいていただけるでしょうか。
庭のさざんかは今がさかり。暦手の一輪挿しにさして。
いわゆる象嵌の一種で、赤土で作った生地に、押印したり、線彫りしたりしてできた小さな溝に、白土、あるいは化粧土といわれるものをうめこみ、再び削り取る。そうすることで模様をうきあがらせる、という技法です。
ろくろをひいて、釉薬をかけるだけのものと違い、3つも4つも手間のかかる仕事です。
学生のころからずっとこれは作り続けていますが、奥は深く、やってもやってもなかなか満足のいくものはできません。
粘土の選び方、溝の作り方、化粧土の選び方、施し方、削り取り方、、、etc.
化粧土も、一種類ではありませんから、これまた面白い。
とはいえ、その自己満足に近いこだわりは、なかなかダイレクトに作品に反映されることは少なく、試験だけでおわってしまうこともしばしば。
現在作品として出している三島唐津は、その中でも肌合いが気に入ったもの。
今日も線彫り三島の湯のみの細工仕事を、ただただすわってやっておりました。
まっすぐ引いているつもりの線も、土の中の砂粒がじゃまして、ふらっとゆがんでしまったり、間隔がつまりすぎてしまったり。
それでも、勢いよく、リズミカルに仕事をすることで、全体の仕上がりはすっきりしたものになります。
不思議なのは、機械でひいた線とはまったく違う、と感じること。
プリントされたものは、すぐにわかります。
そこに作り手の勢いがこめられている、それだけのことなんですが。
今回の線彫り三島のゆのみ、どんな方が使ってくださるのでしょう。
よーくみると、少しゆがんだ線にきづいていただけるでしょうか。
庭のさざんかは今がさかり。暦手の一輪挿しにさして。
by 93hossy | 2008-12-14 22:01 | 仕事