なんでもないもの
2007年 08月 25日
一輪挿し。数輪挿し。
おいていれば、なんでもない、ただの球状の物体。
ちょっと口をあけて、ぼんやりと宙を眺めているようなその姿。
それのある空間は、ただ静かに時間が流れる。
庭に生えている草花を少しだけ挿してやると、突然存在を変える。
使うことで息をする。
空間は、生き生きとし始め、みずみずしさをもたたえる。
これを実感するとき、器の力は微々たるものだ、とわかってしまう。
だけど作らずにはいられない。
小さな自然を移すための、なんでもない器。
おいていれば、なんでもない、ただの球状の物体。
ちょっと口をあけて、ぼんやりと宙を眺めているようなその姿。
それのある空間は、ただ静かに時間が流れる。
庭に生えている草花を少しだけ挿してやると、突然存在を変える。
使うことで息をする。
空間は、生き生きとし始め、みずみずしさをもたたえる。
これを実感するとき、器の力は微々たるものだ、とわかってしまう。
だけど作らずにはいられない。
小さな自然を移すための、なんでもない器。
by 93hossy | 2007-08-25 23:37 | 作品の紹介