人気ブログランキング |

窯たきは粛々と

先日、穴窯の窯たきのお手伝いに行ってまいりました。
作品を預けに行った行き道はちょっとさいさきよい神秘的な様子で。
f0143299_2091919.jpg






















帰り道もこんな夕日に見送られながら。
f0143299_0315792.jpg

当日は、夕方からはいって、翌日の朝までの当番。
交代後ゆうごはんにお弁当をいただいて、しばらく出口さんとお話。
「じゃあ、夜半に起きてきますから」
と言い残してアトリエに戻っていかれました。

それからは窯と私の対話が始まります。
まずは3本入れて、どれくらい間隔を置くのかしばし観察。
それから4本、5本と増やしていって、
ロストルの調節などしながら、空気を入れたりおきをためたり。
目標の温度までにあがるのか、それが心配で、ひとときも目を離せません。
f0143299_20132945.jpg

そのうちお客様がチラッとお見えになったり、
友達が顔を出してくれたり。
その間もひとときも休むことなく立ったり座ったり薪を運んだり。
恐らく、このどこが楽しいの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
だけど、私たちにとって、この時間は興奮冷めやらぬひとときなのです。

ゴォーーーっと吹き出てくる熱気に軽い火傷をおいながら、
ギリギリまで窯詰めされた今回、指先三本くらいで薪をつかんで
そーっと投げ入れなくてはなりません。
しかも、おきが満遍なくつもっていくように、左右、真ん中と
ふりわけながら投げ入れます。
今回、私の使った部分には、生木に近い薪が多く、なかなか温度も上がらずで、
じりじりしながらの格闘でした。
気がつくともう朝4時くらいになっています。

あれ、、、出口さん、おきてこなかったな(笑

随分お疲れの様子でしたから、そのままにして、
結局孤独な一人旅、10時間激走でした(笑
弟子時代も窯たきはひとりでしたから、
特にたいしたことはないんですが(笑 

あたりは真っ暗。聴こえるのは虫の音とときおりのふくろうの鳴き声。
ぱちぱちと薪のはぜる音とラジオ。
火の神と私だけの貴重な時間でした。

窯だしが怖いようで、すごく楽しみです。
どんな上がりなんでしょう。
窯から出てきたら、見ていただけると思います。
だれもコツンとやってないといいんだけど(笑

by 93hossy | 2012-05-21 20:22 | 好きなのよね

<< そらまめあれこれ 穴窯の窯たきにいってきます >>