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友旅立ちて

雲多き青く晴れた朝空に
友旅たちぬ

幼き頃より
手に乗せ
頬をなで
庭をかけた仲

春の川辺を共に走り
道草を食っては立ち止まり
散歩にならぬと小言を言った

夏は田のあぜ道を歩き
秋は赤き葉の下を歩き
冬には遠くに野犬をみて
2人で走り逃げたあの日

友よ思い出は尽きぬ
だが今はもう空の彼方に去ってしまった

夕暮れに
もうあちらで虹の橋に届いたであろうかと
薄紅の雲を仰ぎ見れば
オレンジ色の光差し
たどりついた先が温かき場所であると
そう思えた

もう悲しむまい
友はあちらで花咲く野をかけまわっていることだろう
我もこちらでときおり空を仰ぎ見ながら
サクラの季節に友を思い出そう

by 93hossy | 2012-01-24 00:09 | 言葉つづり

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