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目を閉じて土を感じる

今制作中の大壺。
窯に入らないかもしれない、、、という直径だったが、
乾燥の過程で程よく収縮し、
ぎりぎり入りそうになった。

今日もまだつんでいる。

ろくろでびゃーーーーっとひける大きさではなく、
たたいてしめながら、少しずつ紐を積んでいく方法を選んだ。
工程は短くてもよいのだが、
今回は少し時間をかけている。

たたきの壺。
私の大好きな制作方法。

今回は化粧土を何種か混ぜながら、
グラデーションを作る気でいる。

もう座っては作れなくなり、
一日立ったまま作った。

BGMを流し、目を閉じたまま積んだ粘土の紐をのばしていく。
スチャッスチャッスチャッスチャッ、、、、、、
リズミカルに粘土に触る音
直径が大きい分、普段の仕事より一周に時間がかかる。

スチャッスチャッスチャッスチャッ、、、、、、

グレゴリアンチャントの響きに、
イルカの声のようなサキソフォンの響きが絡む。
まるで海の底にいるような感覚。

一周終わって目をあけると、
目をあけて作ったときより美しい稜線ができていた。
手の感覚は意外と正確だ。

目から入ってくるいろんな情報を排して、
手先だけに集中する。

こうやって私の仕事はすすんでいく。
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by 93hossy | 2010-09-30 19:00 | 仕事

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