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シャネルでおしゃべり

グループ展パンゲアも、来年で10周年。
記念の年にあたる、ということで、話し合いにいってまいりました。

その帰り、私より少しおねえさんのM嬢と、コーヒーを飲むことに。

 H 最近、ある映画みて、元気が出たんだけどね。シャネル、2本!
 M あ!私も見た!どっちとも!よかったー、どちらとも観て。
   私は、ココ・アヴァン・シャネルのほうがすきだった。
 H あー、、、わたしね、ちょっとO.トトゥが苦手でね、、、(笑
   それでかな、シャーリー・マクレーンの演技が面白く思えた。
   史実としては同じような感じだったけど、ちょっとずつ設定が違ってたね。
 M ココ・アヴァン・シャネルのほうは、すごく年齢差のある設定だったでしょ?
   最初にシャネルが転がり込んだ公爵?だったっけ?あの愛人。
 H あー、そうだったね。ココ・シャネルのほうは、同年代の恋愛みたいに描いてあったかな。
 M あの年齢差は、結構意味のあることだと思ったー。
   歳の差があることで、包容力も違ってくるし、きっと与えられる影響もぜんぜん違うんじゃ
   ないかな。
 H はー、なるほどね。たしかにね。
   でもさ、愛人としてかこわれてる身なのに、あの強気な感じはなんだろね?(笑
   あそこは理解しづらいものがあったな。
   日本人だと、愛人でかこわれの身、となると、だんな様のいうとおり、日陰の身でおしと
   やかに「待ち」の姿勢で尽くすイメージが強いなあ。
   完全に、強気だもんね(笑 
   階下におりてきて接待しろ!っていわれると、「私には関係ないわ!」だもんね(笑
   私にはフランス女性が理解できない(笑 遠慮ってないのかよ!と思っちゃった(笑
 M あー、ほんとね。あれは私も理解できんね(笑
   自分から転がり込んでおいて、すき放題、だったしね(笑 すごいな(笑
 H フランスの男性は、女性にやさしくする、というのが当たり前なのかしら。
   さっき話した歳の差もあるのかな、考えてみたら、すごい包容力?
 M あ、そういえば、わたし、イタリアで語学学校にいったとき、あるゲームがあったのよ。
   私以外はヨーロッパ人がほとんどで、恋人にするならどこの国の男性?結婚するなら?
   って聞いていくものだった。
   恋人の第一位、ダントツフランス人男性だったもーん!思い出した!
   結婚するなら、どこだと思う?
 H  あ、まさか、日本人?
 M そう!あたり!
 H ええーーー???ほんと?(笑
 M ほんとほんと。律儀だから、だって(笑
 H あーなるほどね(笑
   ところでさ、なんでこの映画みて元気がでたか、っていうとね。
   70過ぎて復帰のショーを失敗したでしょ?あのときの受け流し方、立ち直り方がもう、、、
   素敵だった!強い!
 M ほんとよねー。70過ぎて、だもんね。人間が強いなー。
 H 人は失敗して強くなるのよ、っていうあの言葉、私、自分に投げられたように感じたもん(笑
   失敗続きで、ほんと、やめようか、って思うこともあったんだけどね(笑
   でも、こうして失敗することでしか強くなれないんだな、どんなに成功しても、ずっと試練    は続いていくんだな、と思ったら、なんだか今この時点でぐじゃぐじゃ言ってるのが恥ずか
   しくなってね。
 M ほんとやねー。まだなんにもやってないもんね。
 H このくらいの壁、じつは壁じゃなかったりして(笑
   まだまだがんばれそうな気がしてきた(笑
   とかいいつつ、失敗すると結構へこむけど(笑
 M はははは
 H はははは

シャネルでもりあがりました(笑
彼女もまた画家としてがんばっている仲間のひとり。
年齢的なものもあって、いろいろと将来を考えて不安になったり、
今がんばれていない自分をもどかしく感じたり。
共通の感情がいったりきたりしたひととき。
私はしらふ。彼女はかなりの酔っ払いでしたけど、頭はしっかり。
たまにはどっぷり映画談義もいいものです。

by 93hossy | 2009-10-18 03:03 |

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