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ふんわり捉えて横目で流して

今朝の空気は薄桃色に霞んでいる。
そこにあるはずの山がほとんど見えないくらいのシルエットになって
壁紙のようにはりついている。
この、ぼんやりとした世界を歩きながら考えた。
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暗い中で見る残像や小さな灯。
そこに確かにあるな、と感じながら横目に入ってくるもの。
だけど、正面きってそちらを向いたとたん、フイっと消えてしまうもの。
また横をむくと、やっぱりそこにある。

愛だとか友情だとか信頼だとか、、、
そこにあって欲しいと願ったり、あるに違いないなんて思っているものは、
横目で流し見るくらいがちょうどいいのかもしれない。
ふわっと感じるくらいが心地いいのかもしれない。

確かなことは、今足で踏みしめているアスファルト、
湿った土、柔らかな草、側溝の金属蓋、石ころ、石段。
少し刺すように感じるようになった冷たい空気。
上がっていく体温。
擦れてしまって痛みを感じる指先。

身体中から出た感覚の針が、「そこにある」と感じたなら、
それが私にとっての確かなことなんだろう。

ぐるぐると思考はめぐる。
いつの間にか朝日は顔を出し、青い空が見えていた。
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by 93hossy | 2013-10-31 08:24 | | Trackback | Comments(0)

笑顔っていいね

人の笑った顔が大好きです。
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久しぶりにあったのか、手を振りあって遠くから近づいていく二人の笑顔。
ご飯をほおばりながら、家族と笑い合う子供たちの笑顔。
冗談を飛ばしあって笑い転げる老夫婦。
周りが見えないほどふたりだけの世界に入ってる恋人たちの微笑み。

どれも大好きです。
見ると、私も笑顔になっています。

今朝は、散歩の途中、見慣れたワンちゃんが一匹歩いてきます。
見ると、お散歩友達のSさんのワンちゃん。まだ連れてこられたばかりで、
よく脱走するのだと先日聞かせてもらったばかり。
「どしたの?今日はお母さん、一緒じゃないの?」
と声をかけるも、てへ、という顔をしてチラチラ私を見上げながら
通り過ぎていきます。

ははーん、脱走だな、と思い当たり、
「こてつくーん!ほら、こっちおいでー!おーい!」と呼びかけると、
はた、と立ち止まってこちらを振り返ります。
でもすぐにまた小走りで去っていきます。

あきらめて散歩を再開して数歩歩くと、むこうからSさんが走ってきます。
「まっすぐいきました?あははは、また脱走、、、しちゃった、、、笑」
Sさん、終始笑顔で走って追いかけていきました。
「やっぱり脱走したんですねー笑」
と、思わず私も気がつくと満面の笑顔。
Sさんの笑顔は、「困った子なんだから」と思いつつ愛しくて仕方がない、
といった愛情の溢れた笑顔でした。

不思議なものです。笑顔を見ると、笑顔になってしまう。

帰り道、通学途中の中学生と数人すれちがいました。
私はきっと満面の笑顔で「おはようございます」と言ったに違いありません。
彼らも笑顔で返してくれましたから。
一日のスタートに素敵な笑顔に出会うと、なんだかいい日になりそうな、
そんな気さえしてきます。

今日はなんだかとってもいい日になりそうです。
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by 93hossy | 2013-10-18 07:49 | | Trackback | Comments(0)

本当に秋なのか?

昼間は真夏のような日差しにやられながら、
夜になるともう冬の入口にたっているようで、
体温調節の難しい今日このごろです。(こればっか言ってるな・笑)

先日は、もっとも小さき人(甥っ子)、はるきの運動会でした。
仕事もつまってるし、どうするかなあ、、、と思っていたわけですが、
「見に来てほしいなぁ、、、(くねくね)」などと言われると、
きゅんと胸を掴まれて、どこのおばバカおじバカをつかまえても
きっと見に行っちゃうことでしょう(笑

ええ、勿論、私も行ってまいりましたとも。
真夏のようでした(笑
暑すぎる!
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しかし、バシバシと写真を撮りまくり、
よそんちのお子さんのがんばりっぷりにうるうるし、
リレーでトップを走れば「がんばれー!!!」
と周りなんか気にもとめずにめちゃ大声で応援し、
思ったより10倍くらい楽しんで帰りました(笑

いいです。こどもさんたち。元気でいい!
かわいい!

帰り道、本当に秋なのか?なんて、きらきらしている川面を見ながら歩いて帰りました。
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私自身がこどもを生むことはないと思いますが、甥っ子たちの成長を見ながら、
関わりながら、私には、彼らに何ができるだろう、と考えました。
そんなに思いつめた話じゃないんですが、
私の好きな画家の画集や、陶芸家の図録、そんなものは、
私の仕事部屋にくればいくらだってみることができます。
美術館にも先日は一緒に行き、4人それぞれに感じるところがあったようです。
私の車にのれば、私の好きなアーティストの音を聞くことができる。
私の作ったものをほぼ毎日食べてくれる。
粘土だって、好きなだけさわれるし、絵をかきたければ素材は色々あるのです。

こうやって、自然と何か受け取ってくれるのかもしれないな、と思います。
特別なにかしてやろう、なんて構えなくても、
私と関わることで伝わり、増える、彼らの文化的遺伝子、というべきもの。
ここに、少し私が関わる意味があるのかもしれません。

秋は物思う季節。
たとえ日差しは真夏でも(笑)、
やっぱりいろんなことを考えながら歩きます。
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by 93hossy | 2013-10-14 18:45 | 窯の周辺 | Trackback | Comments(2)

調節がむずかしい

昨日はものすごく蒸し暑くって、
とうとうエアコンをつけてしまいました。
しかし、そんなに温度を低くしたつもりはないのに、
だんだん寒くなりすぎては消し、、、
今度は汗をかきはじめてつけ、、、
消してつけて消してつけて消して、、、

最後らへん、汗だくになって、オブジェの習作がひとつできていました。
集中していると、おでこのあたりが熱くなって、普段でも汗をかくのに、
この暑さでかなりの汗をかいていました。

エアコンの調節って難しい。。。風邪ひきそうです(笑

みようによってはムーアっぽいこの習作。
少し大きくしてみようかな、と思っています。
さて、戻って風邪ひかないようにしないと♪
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写真は、時々撮りだめている甥っ子のはるき。お手伝い中の姿。
こういうのが、オブジェの造形に反映されたりします。
脚みじかっ!(笑
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by 93hossy | 2013-10-11 00:25 | どうでもいい話 | Trackback | Comments(0)

信じる、ということ

砂漠でサーモンフィッシング  原題「Salmon Fishing in the Yemen」

信じることが奇跡をよぶ
信じることからはじまる

もうなんとでも言って!(笑

私の人生にも、希望と信じることは必要不可欠です。
ありえない、と言われたことを結局実現してきたように思うから。
もちろん、かなわなかったことも沢山ありましたけどね(笑

ここに描かれている、いろんなタイプの男性が実に面白かった。

さえない水産学者ジョーンズ。主人公。実績はあるけど、面白みはなくて、退屈な結婚生活、退屈な仕事、そんなものに埋もれながら、こんなものだ、と生きている。

イケメン大尉ロバート。もうひとりの主人公、ハリエットの付き合いたての恋人。普通にかっこいい。命をかけた仕事をしているから、フェロモン出ている。(私見・笑)刺激的。アラブの人といえば、金をかけたら回収する抜け目のないやつらだ、と、ハリエットの雇い主、シャイフのこともけしてよくは言わない。

大富豪シャイフ。投資コンサルタントのハリエットを通して、ジョーンズに「イエメンでサーモンフィッシングをできるようにしたい」という依頼をする。夢と希望に満ちた人物。遠く子孫たちのことも含め、沢山の人々にこのプロジェクトで幸福を味わってもらえると信じている。

首相をはじめとする大臣たち。首相広報官のパトリシアに操られるがまま。

ハリエットをめぐっての恋模様は、当然、ジョーンズとロバートで展開するわけだけど、戦地に趣いてしまったロバートは、不利だよ(笑 待っていてくれると信じて危険の中を生き抜いていたのに、、、。
だけど、女性がジョーンズみたいな人に少しずつ惹かれていくのもわかるなぁ。
最初はぶっちゃけさえない、、、と思っていた人なのに、悲しみにくれていると、勇気を出してサンドイッチを作って持ってきてくれたり、才能を認めて、どれだけ沢山の人が自分を必要としてくれているか伝えてくれたり、生きる希望を失いかけているところに、すこしだけ生きる希望、目標みたいなものを見せてくれるわけだ。

同僚として難関をくぐり抜け、壮大な夢を実現するべく日々奔走する中で、あくまでも彼女の気持ちを尊重しながら、そっと寄り添ってくれるジョーンズ。彼自身は、シャイフの夢や希望を信じる強い気持ちに触れ、だんだんと生まれ変わっていく。・・・というより、自分の中の信じる感覚を、シャイフによって強く自覚させられ、引き出される、といったほうがいいかな。素敵な人のそばにいると、素敵がうつる、、、というような感じだろうか。

辛い時、悲しいとき、何をしてくれなくても、言葉をかけてくれるだけでほっとするものなんだよ。
何をしていいかわからない、と距離をおかれたり、まるで知らんぷりされたり、ほっとけば友達に相談して立ち直るでしょ、的な扱いをされるのが、一番悲しくて寂しいんです。ほったらかす、というのは、あなたとは向き合えない、というサインですから。

違うんです。あなたに、声をかけて欲しいんです。あなたに、優しくして欲しいんです。遠巻きの、厳しい優しさじゃなくて、直接的な、、、離れているならメールでも電話でもあるじゃないですか。そういうものがふわっと心を持ち上げてくれるんです。
逆に、自分が苦しいときにすこしふわっと心が上向きになるときって、人が自分のことを気にかけてくれてる、ということに嬉しくなったり、つながりを意識することができたり、そういう瞬間じゃないですか?
置き換えてみれば、優しさの種の手渡し方、わかるんじゃないかな。

もちろん、相手の状況を思いやれるかどうか、が一番大事だとは思います。自分が辛いからと、声かけてくれー、優しくしてくれー、と求めてばかりいるのは押し付け、というのかな、あまりに一方的すぎる。
今、その相手は、自分よりもっともっと辛いかもしれないよ。大変でも口に出さないだけかもしれないよね。
でも、私がよく陥るのは、遠慮しすぎて、優しくしてくれー、というサインを出せないこと。これもまた一方的な気持ちの処理の仕方で、やりとりがないから、なんだかおかしな話かな、と思う。
大事なのは一方的でないコミュニケーション。怒りでも悲しみでも喜びでもやり取りをして、今、何を考えているのか、伝え合う、ということなんじゃないか、と思うのです。

最終的にこの恋は、夢や希望を信じている人(シャイフ)を、信じる自分を馬鹿にしない、というところが勝敗を分けた気がします。もっというなら、同じ夢を見られるかどうか。
信じる、という感覚を同じように持っていられるかどうか。

やっぱりここらへんが、メルヘンちゃんと呼ばれてしまう理由なのかな(笑
だけど、この映画、世界中で絶賛されてるんです。
老いも若きも、男性も女性も、夢や希望を信じたいんです。
こういう感覚を持ってる人が、たっくさんいる、ってことなんだ、、、
と、信じます。
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by 93hossy | 2013-10-08 15:54 | | Trackback | Comments(0)

気持ちよければつづくもんだ

自分でも意外なほどに朝の散歩が続いております(笑
いろいろあってもすっきりするんだよなー♪

母が調子を崩せば小さき人々のお世話もぐぐっと増えるわけで。
普通にやってる夕飯作りもこの場合結構時間がかかることになります。
ギリギリまでお世話したら教室にとんぼがえり。
翌日は朝からくるみ幼稚園の陶芸教室に出かけ、
雨というのに親友をランチに誘い、
会いたい人には会っとかないと、とお付き合いいただき、
パソコン周辺機やコーヒー豆と必要なものを買い揃えて
バタバタと帰宅。
母の様子をうかがうと、
「へ?元気だけど?普通に食べてる。」ですと(笑
いや、もう嬉しいんですけど、若干振り回された感が・・・(笑

疲れきってたんでしょうか、いつの間にか寝落ちして、
夜中からずっと起きていますが、
これまたうーんうーんと心は唸るばかりでちっとも手が動かない。

モヤモヤしたまま朝の散歩に出かけると、、、
白鷺の一群が紅色の空を横切ってくれたり、
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鞍岳山頂を埋め尽くしている雲のむこうから、
燦然と輝く朝日が昇ってきてくれたり、
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うわー!ひやー!と感嘆の声を上げながらてくてく歩いているうちに、
眠気のかかったぼんやり頭はすっきりとし、
モヤモヤも消えていました。

頭もすっきりしたところで、今日も一日うーんうーんと苦しみたいと思います!(笑
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by 93hossy | 2013-10-06 07:32 | 窯の周辺 | Trackback | Comments(0)

いつこうなったのか

私は、ものすごく人見知りでした。
ひとりでお店に入ることもできない、
ひとりでコンサートにいくこともできない、
人のたくさん集まるパーティーのような会場には馴染めない。
こういう、普通の人見知りでした。

それが、、、
いつの間にか、ライブに行けばアーティストと私、といわんばかりに盛り上がり、
ひとりで知らないお店に入って店主に話しかけ(いつもではありませんが)、
馴染みのお店があって、通うような
そんな人間になっていました。
(いまだパーティーだけは苦手なんですけどね(笑))

いつからこうなったのか、、、。
よくわかりません。

まあ、ちょっと損していたわけですから、
今の自分の方が色々と楽しめているな、とは思うのです。

このお仕事をはじめた当初は、
結構大変でした(笑 
お客様にお会いしても、なんのお話をしていいのかわからない。
お天気の話もすぐ終わっちゃうし、社会情勢、といっても大して知識がない。
いったいどうやってその場をしのいだのか、もう思い出せません(笑 

人はかわらない、という方もいらっしゃるけど、
私の場合、人はいつからでも変われる、と実感しています。

って、こんなお話書こうとおもったわけじゃなくて(笑 
先日、その、馴染みのお店のうちのひとつ、
元生徒さんだったしげさんのお店、recetteにて、
初めて常連らしいわがままを言って作ってもらったパエリアが
あまりに美味しかったので、ご報告。
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なんと、バスマティーライスを使ってあるのです!!!
これ、インドでは高級なお米なんだそうですよ。
インドのササニシキ、と教えていただいたことがあります。
だから、食べたあとは満足なんだけど、しばらくするとすぅーっとお腹が楽になります。
日本のお米のようにしっかりと重く、もちもちした感触ではなくて、
軽いスポンジのような感触があります。とてもいい香りです。
予約は前日までに。(しげさん、あの日はありがとうございました!)
二人分から作っていただけます♪
ぜひ、ご賞味あれ!
 
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by 93hossy | 2013-10-01 15:44 | 料理天国 | Trackback | Comments(0)

優しさの種

人は誰でも、優しさの種を持っている。
そしていつでも、誰かに手渡す用意がある。

一番大事な人に、大好きな人に、それを手渡したいけれど、
どうしてもできないことがある。

近すぎたり、遠く離れていたり、
仲違いして会えなかったり、
勘違いされて遠ざかってしまったり、、、
いろんな事情で手渡せないことがある。

そんな時は、そっと周りを見渡してみよう。
もしかしたら、優しさの種が必要な人がいるかもしれない。
気がついたら、迷わずその人に手渡そう。

優しさの種は、きっと小さな芽をだすだろう。
そして小さな花を咲かすだろう。
ほんの一瞬で、すぐ枯れてしまうかもしれない。
でも、それでいいじゃないか。
そこに種ができたら、その人は、また別の、
優しさの種が必要な人に手渡してくれる。

こうして巡り巡って、大事な誰かに幸せの種が手渡されるかもしれないよ。

こんなふうに思うと、今目の前の人に
そっと優しさの種を手渡すことは、
大事な誰かに手渡すのと同じことのように思えてくる。

もしかしたら、「いらない」と言われることがあるかもしれない。
でも、それでいいじゃないか。
手渡した種は、いつか、花を咲かせることがあるかもしれないよ。

少し勇気のいるような相手にも、優しさの種を渡してみよう。
その時笑顔になってくれなくても、
いつかふと、優しさの種だったのか、と気づいてくれるかもしれないよ。

優しさの種が生まれたら、
大事な誰かに手渡すことができなくても、
目の前の誰かに手渡してみようよ。
手渡したとき、あなたの心にも、小さな優しさの花が咲いているよ。
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by 93hossy | 2013-10-01 08:19 | 言葉つづり | Trackback | Comments(0)