五家荘なにもないたび・3
2016年 10月 09日
おはようございます。これ、朝ごはんです(笑 朝から山女の塩焼きつきです。
ご飯がそれはそれはおいしくて、おかわりしました(笑
平家荘さんにお別れし、平家の里をめざします。
かやぶきの厚みの見事なこと。松田家。
ベンチがジブリってます。
青空がすばらしく、バシャバシャとっていたら、未確認飛行物体でも飛んだ跡みたいなものが写っていました。
すばらしい、なにもないって、こんなにすばらしいのね、と、電線のない青空を独り占めしたような気分です。
ここから左座家(ぞうざけ)をめざします。
途中、つり橋を発見し、いこうとしましたがあまりの遠さに展望所までいってはぁはぁと引き返してきました。
軟弱です(笑 その道すがら、沢山のきのこがはえていました。
毒っぽいけど、どうなんでしょう。
食べられそうだけど、どうなんでしょう。
かもめ食堂のもたいさんのトランクのなかみ。(見た人はわかる)
すごいです。森です。であった人に、つい、「こんにちはー」と声高らかに挨拶したくなります。
こうして、二日目も、細胞レベルで刺激をいただきながら、左座家(ぞうざけ)の茶会をめざしました。
左座家は、菅原道真公の子孫です。平家の方々より、400年も前にこの土地に根ざされた、方々です。。
肥後古流のお手前で、一服。
その後、最後の子孫の方からご案内を受け、玄関が三つあるのは、身分で出入りするところが違ったのだ、というお話とか、隠し部屋があったのだ、というお話などをうかがいました。
これです。昔は梯子で行き来したのだとか。現在は立派な階段がついていました。
美しいかまど跡。美味しいご飯を炊かれていたのだな、、、。
残念なことに、子孫は今の代で絶えてしまう、ということでした。
しかし、この建物はきっと保存され、歴史は語り継がれていくことでしょう。
この、山深い土地に、徒歩でたどりつき、ひっそりと命をつないできた人々がいることに、
深く感じ入りました。
簡単に死んでしまう人が多い現代、生きる意味を、つい考えてしまう現代。
この短いたびは、生きること自体がすばらしいことなのだ、と思わせてくれる、貴重な体験となりました。
またいつか、ぜひたずねてみたいと思います。
by 93hossy | 2016-10-09 01:37 | 旅