ふんわり捉えて横目で流して
2013年 10月 31日
今朝の空気は薄桃色に霞んでいる。
そこにあるはずの山がほとんど見えないくらいのシルエットになって
壁紙のようにはりついている。
この、ぼんやりとした世界を歩きながら考えた。
暗い中で見る残像や小さな灯。
そこに確かにあるな、と感じながら横目に入ってくるもの。
だけど、正面きってそちらを向いたとたん、フイっと消えてしまうもの。
また横をむくと、やっぱりそこにある。
愛だとか友情だとか信頼だとか、、、
そこにあって欲しいと願ったり、あるに違いないなんて思っているものは、
横目で流し見るくらいがちょうどいいのかもしれない。
ふわっと感じるくらいが心地いいのかもしれない。
確かなことは、今足で踏みしめているアスファルト、
湿った土、柔らかな草、側溝の金属蓋、石ころ、石段。
少し刺すように感じるようになった冷たい空気。
上がっていく体温。
擦れてしまって痛みを感じる指先。
身体中から出た感覚の針が、「そこにある」と感じたなら、
それが私にとっての確かなことなんだろう。
ぐるぐると思考はめぐる。
いつの間にか朝日は顔を出し、青い空が見えていた。
そこにあるはずの山がほとんど見えないくらいのシルエットになって
壁紙のようにはりついている。
この、ぼんやりとした世界を歩きながら考えた。
暗い中で見る残像や小さな灯。
そこに確かにあるな、と感じながら横目に入ってくるもの。
だけど、正面きってそちらを向いたとたん、フイっと消えてしまうもの。
また横をむくと、やっぱりそこにある。
愛だとか友情だとか信頼だとか、、、
そこにあって欲しいと願ったり、あるに違いないなんて思っているものは、
横目で流し見るくらいがちょうどいいのかもしれない。
ふわっと感じるくらいが心地いいのかもしれない。
確かなことは、今足で踏みしめているアスファルト、
湿った土、柔らかな草、側溝の金属蓋、石ころ、石段。
少し刺すように感じるようになった冷たい空気。
上がっていく体温。
擦れてしまって痛みを感じる指先。
身体中から出た感覚の針が、「そこにある」と感じたなら、
それが私にとっての確かなことなんだろう。
ぐるぐると思考はめぐる。
いつの間にか朝日は顔を出し、青い空が見えていた。
by 93hossy | 2013-10-31 08:24 | 愛