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ひとまず決着

たくさんの方から心配していただき、恐縮しております。
あんまり暗い話題は書かない方がいいんだけど、
初めての体験で、これからもっと増えるかもしれない家族の変調を記しておきたかったのです。
どうぞご容赦ください。

先ほど病院から帰ってきました。
最終的な診断は、神経調節性失神。
人間の身体は、自律神経(交感神経、副交感神経など)によって微妙に調節されているのだそうです。
体温を上げたり、血圧を上げ、血流量をふやしたり、場合によってはその逆もあり。
内臓それぞれを動かしていたり、脳の働きをうながしたり。
絶妙なバランスで調節されている精密機械のような感じでしょうか。
そのバランスが一時的に崩れ、血圧が下がる必要のないところで
急激に下がり、失神した、ということらしいです。
その反応は、ごくんと食べ物を飲み込んだり、トイレで立ったり、風呂場で立ったり、、、
いろんな場面である日突然起こる可能性を秘めています。

長く使っている電気機器が、突然調子悪くなって、電源を入れなおしたり、ちょっと調整したりすることでまた動くようになる。
これと似ている気がしました。
母も68年生きていますから、もう相当長い間自分の身体を使ってきたわけです。
若いころなら少し無理をしたところでなんにもひびきません。
だけど、長くいい状態ですごしたいなら、無理は禁物。
いつまでも若いころと同じペースではできない、ということなのでしょう。

座っている状態でも、頭部と心臓には高低差があります。
この分、心臓はがんばって動いて血液を頭に送っているのです。
これが、血圧の上のほうが50などという数値に下がると、頭まで届かないのだそうです。
倒れて、平面に横たわると、心臓と頭部は同じ高さになり、
血液は頭まで届く。
これであっという間に母は意識を取り戻した、というわけでした。

私のような徹夜の多い仕事は、特に注意が必要だと思いました。
常に高低差のある状態で仕事をし、心臓に休む時間を与えない。
これは、きっとものすごく疲労させているんだろうと想像できます。

性に合わなくても、ぶちぶちと細切れに時間をくぎって休憩をとり、
健康状態をよく保っておく。
これは、長く仕事を続ける上で大切な要素だと感じました。
規則正しく、こつこつ仕事をする。
あああー、、、、私のスタイルと間逆だ。
いや、やってやれないことはないはず。
ええ、やってみますとも。

特効薬もなく、これからまた出る可能性もありますが、
ひとまず母の失神騒動は終息いたしました。
元気に車も運転しております。(ちょっと見てるほうが怖いけど。)

私も安心して元気が出てきました!
ははは。そ。心配したって、はじまんない!
そのときにすぐ対応できるように、今回のことはよくよく覚えておこうと思います。

みなさんも、周りの人のために、健康に気をつけて!

by 93hossy | 2010-08-18 12:10 |

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