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旅の覚書・1

初日6月8日。
まずはホテルへ直行。荷物を預けて早速日本民藝館へ。
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今回の目的のひとつ。朝鮮陶磁の特集があっている。
建物自体も素敵なのだけど、中に入ってもすべてがうっとり。
使い込まれた調度品。
古びても輝きの衰えない床や柱。

久しぶりに本物の朝鮮陶磁を目にして、弟子時代のぴりぴりとした感覚を思い出す。
色、形、そり具合、高台と口縁のバランス、、、、
素朴でいて品があり、なおかつ親しみやすい焼き物たち。
今回は粉引きの茶碗と、黒釉の茶碗に特にひかれる。
あの黒はいつか再現してみたい。

磁器もすごくいい。
きれいなだけではなくて、かわいらしく、
面取りの碗で、おおらかなものが心に残る。

腹八分で民芸館をあとに。
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中目黒へ。
カウブックス、という、松浦弥太郎さん(現・暮らしの手帖編集長)の店へ。
中川ワニさんのコーヒーをのんでみたくててくてく。
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川沿いには木がしげって、すごく気持ちのいいところ。
店内はこじんまりとしていて、清潔。
早速本をてにとってみる。
・・・・と、ぴっ!とくる本をみつける。
「LINES&SHAPES」
ほんの少しの言葉と作品のポートレイトだけでつづってある。
こういうセンスのいい図録がパンゲア。でも作れるといいのだけど。

コーヒーはガツンとくるタイプ。
その日は少々胃が疲れていたので、ミルク入りを注文して正解。
一杯立てで入れてもらったのを飲んでみたいな。

まだまだ面白そうな店はたくさん。
&ストライプスという、ボタンやパーツの店にはいってみる。
熊本ではついぞ見たことのないパーツがそろっていて驚く。
そして、こういう店が存続していけてるのにも驚く。
また来たい街。

夜は、久々るび子さんと再会。
感じのいい居酒屋に連れて行ってもらい、美保ちゃんと三人で盛り上がる。
やっぱり気の会う人のともだちは皆ともだちだ、の構図は成り立つのか?

帰り道、ホテルまではすごい坂道を上るんだけど、少し軽く感じた。

by 93hossy | 2010-06-12 22:40 |

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